毎年注文が楽しみなおせち!料亭やシェフの名前に”監修”という文字がついているおせちも多く販売されています。しかしその”監修”という文字、一体どのような意味なのか気になったことはありませんか?
監修おせちについておせちマンが解説しましょう!
【結論】監修おせちって何?
結論から言うと、監修おせちとは一般的に「料亭やシェフが料理の味と盛り付けについて意見し、自身の名前を使って販売してもよいと許可を出したおせち」です。
シェフが実際に料理しているわけではない?
そのように誤解されることもしばしばありますが、残念ながら実際にシェフが調理したものがみなさんに届けられるわけではありません。
ですが中身はシェフが太鼓判を押したものです!ご安心ください
監修おせちは誰が作っているのか?
結論、監修おせちのほとんどは、おせち工場で作られています。
これを聞くと少し残念な気持ちになる方も多いかもしれませんが、世の中で売られているほとんどのおせちは工場製造のものがほとんどです。有名ホテルの名前やレストランの名前のついたお高いおせちも多くが工場で作られています。(もちろん中には本当に厨房でシェフが作っているものもあります)
ではなぜ工場で作っているのでしょうか。
決して騙そうとしているわけではなく、ちゃんとした理由があるのです
なぜおせちは工場で作られるのか?
理由①保存性を持たせるため
第一の理由は保存性を高めるためです。厨房が決して衛生面が悪いということではないので誤解がないように。厨房での料理は基本的にすぐに食べられることを想定しています。つまり保存を効かすような食品を作るのは厨房調理は向かず、設備が変わってくるのです。例えば大量の食材に対して均一に温度を加えたり、急速に冷凍したりなどは厨房では中々実現しにくいです。おせちは年末から数日間食べることが想定されるため、やはり工場で保存の効く製造を行う必要が出てくるのです。
理由②数多く作れないため
第二の理由は製造数の問題です。おせちは非常に手の込んだ料理です。何十品も料理を作り、それをお重に詰めていきます。厨房ではそれを1つ1つ料理を作り最後にお重を並べて一気に詰めて行くのですが、それでも1回で作れる量には限界があります。
100台200台と注文が入るとたちまち作れなくなってしまうのです。1台でも多くの方に食べてもらえるように、今では工場で製造することが多いのです。
より衛生的に、そしてたくさんの方に食べてもらえるように
工場製造のおせちが主流なんですね^
いかがでしたか?監修おせちは実際は工場で作られるものがほとんどですが、その中身にはシェフが自身を持って詰め込んだ料理が盛りだくさんです。そして通常のおせちでは味わえないシェフならではのおせちが味わえます。
今年のおせちはぜひ監修おせちも一台いかがでしょうか^^